フィラリア予防薬

フィラリア症は、蚊を介して犬の心臓や肺動脈に寄生する寄生虫が起こす病気です。犬だけでなく、猫もかかります。放置すれば死に至ることもある、重大な病気です。特に猫は治療法が確立されておらず最善の方法は事前の予防です。
フィラリア薬として日本では、カルドメック・レボリューション・ストロングハートが有名です。フィラリア薬にはジェネリック医薬品も多く、形状も肩甲骨の間に垂らす液体タイプから錠剤やおやつ(チュアブル)タイプまで様々ですので、それぞれにあった形状をお選びいただけます。

海外で発売されているハートガードプラスはカルドメックと同じメリアル社の同一商品です。成分・効能も全く同じで商品名のみ違うだけです。
ストロングハートはカルドメックのジェネリック商品なので成分・効能は同じですがお手頃価格になっています。

フィラリア予防薬に含まれるカテゴリー

ストロングハート・プラス小型犬用(体重11kg未満) 6個ミートフレーバー
  • 【オススメ】

ストロングハート・プラス小型犬用(体重11kg未満) 6個ミートフレーバー

2,300円

11kg未満の小型犬用です。ハートガードプラス(カルドメック)のジェネリックです。フィラリア駆除や予防の他に寄生虫駆除も可能です。ミートフレーバーのチュアブルなので食べさせやすいです。

レボリューション猫用60mg/0.75ml×3本

レボリューション猫用60mg/0.75ml×3本

3,500円

レボリューション猫用0.75mlは月1回肩甲骨の間に滴下してフィラリア・ノミの予防を同時に行う便利なスポットオンタイプです。安全性が高いため、妊娠中・授乳中のペットにもご使用いただけます。

キウォフハート小型犬用(~11Kg) 6錠
  • 【オススメ】

キウォフハート小型犬用(~11Kg) 6錠

2,900円

11kg未満の小型犬用です。ハートガードプラス(カルドメック)のジェネリックです。錠剤タイプのフィラリア予防薬で月1回の簡単な投薬で、効果が期待できます。餌にも混ぜやすいため、与えやすいです。

ハートガードプラス(カルドメック)小型犬用(11kg未満)

ハートガードプラス(カルドメック)小型犬用(11kg未満)

3,500円

11kg未満の小型犬用です。カルドメックの海外仕様です。商品名のみ違うだけで全く同じ商品です。蚊の発生から終息の2ヶ月間、1ヶ月間隔定期投与によってフィラリア症を完全に予防します。

レボリューション 45mg 猫用(6週齢以上及び体重2.6kg~7.5kg)3本

レボリューション 45mg 猫用(6週齢以上及び体重2.6kg~7.5kg)3本

3,000円

8週齢以上及び体重2.6~7.5kgまでの猫用です。レボリューションはフィラリア・ノミダニの予防を同時に行う薬です。便利なスポットオンタイプなので、経口薬が苦手なペットに最適です。

レボリューション超小型犬用 2.6kg~5kg/1箱3本入り

レボリューション超小型犬用 2.6kg~5kg/1箱3本入り

3,900円

2.6~5kgまでの超小型犬用です。レボリューションはフィラリア・ノミダニの予防を同時に行う薬です。便利なスポットオンタイプなので、経口薬が苦手なペットに最適で効果は1ヶ月持続します。

ストロングハート・プラス中型犬用(体重12-22kg)6個 ミートフレーバー
  • 【オススメ】

ストロングハート・プラス中型犬用(体重12-22kg)6個 ミートフレーバー

2,900円

体重12-22kgの中型犬用です。ハートガードプラス(カルドメック)のジェネリックです。フィラリア駆除や予防の他に寄生虫駆除も可能です。ミートフレーバーのチュアブルなので食べさせやすいです。

パノラミス小型犬(4.6~9kg)6錠

パノラミス小型犬(4.6~9kg)6錠

11,700円

4.6~9kgまでの小型犬用です。フィラリア予防、ノミ・ダニ・マダニからその他寄生虫まで駆除できる薬です。フレーバーのついた経口投与薬なので食べやすくいつでもシャンプーや水浴びができます。

パノラミス中型犬(9.1~18kg)6錠

パノラミス中型犬(9.1~18kg)6錠

12,150円

9.1~18kgまでの中型犬用です。フィラリア予防、ノミ・ダニ・マダニからその他寄生虫まで駆除できる薬です。フレーバーのついた経口投与薬なので食べやすくいつでもシャンプーや水浴びができます。

アドボケート超大型犬用(25kg~40kg)

アドボケート超大型犬用(25kg~40kg)

4,700円

25~40kgまでの超大型犬用です。マダ二・条虫を除く寄生するほぼ全ての寄生虫に効果的なオールインワンの予防・駆除薬です。フィラリア予防や耳ダニ・ニキビダニヒゼンダニの予防と駆除に効果的です。

インターセプターチュアブル小型犬用 6錠

インターセプターチュアブル小型犬用 6錠

6,900円

4〜11kgまでの小型犬用です。インターセプターチュアブルはフィラリア予防と体内寄生虫駆除が出来る経口のお薬です。おやつタイプですので、お薬を嫌がる愛犬にも無理なく食べさせることが出来ます。

アドボケート 中型犬用(4kg~10kg)

アドボケート 中型犬用(4kg~10kg)

4,300円

4~10kgまでの中型犬用です。マダ二・条虫を除く寄生するほぼ全ての寄生虫に効果的なオールインワンの予防・駆除薬です。フィラリア予防や耳ダニ・ニキビダニヒゼンダニの予防と駆除に効果的です。

レボリューション小型犬用 5kg~10kg/1箱3本入り

レボリューション小型犬用 5kg~10kg/1箱3本入り

4,700円

ノミ・犬回虫・フィラリア・耳ダニからペットを守るお薬です。スポットオン式、小型犬用で、投与後24時間で全身に広がりペットを守ります。シャンプーの影響を受けません。フィラリア成虫への殺効果はありません。

ストロングハート・プラス大型犬用(23~45kg)6個ミートフレーバー
  • 【オススメ】

ストロングハート・プラス大型犬用(23~45kg)6個ミートフレーバー

3,300円

フィラリアの予防・線虫を駆除してくれるカルドメックのジェネリック商品です。イベルメクチンがフィラリアの幼虫に作用し、パモ酸ピランテルが線虫を排出させます。23~45kgの大型犬に毎月1錠与えてください。

アイボメック注100ml

アイボメック注100ml

8,000円

アイボメック注100mlは、大型犬用の寄生虫駆除薬です。体内・体外両方の寄生虫を駆除することができ、フィラリアやさまざまな寄生虫、シラミやダニなどの犬の皮膚に寄生する虫に対しても有効です。

ハートプロテクトプラス 小型犬用(11kg未満)6個

ハートプロテクトプラス 小型犬用(11kg未満)6個

2,600円

ハートプロテクトプラス小型犬用は、ハートガード(カルドメック)のジェネリック医薬品です。フィラリアの幼虫を除去しフィラリア症の感染を防ぎます。また回虫類や、鉤虫類にも効果があります。

ハートガードプラス(カルドメック)中型犬用(11kg~22kg)

ハートガードプラス(カルドメック)中型犬用(11kg~22kg)

3,800円

カルドメックの海外仕様です。蚊の発生から終息の2ヶ月後までの間、1ヶ月間隔定期投与によってフィラリア症を完全に予防します。 牛肉味のチュアブル(おやつ)なので、ストレスなく毎月の投薬が可能です。

アドボケート 大型犬用(10kg~25kg)

アドボケート 大型犬用(10kg~25kg)

4,500円

アドボケートは愛犬にマダ二・条虫を除く寄生するほぼ全ての寄生虫に効果的な予防・駆除薬です。スポットオン式なので、肩甲骨の間に滴下するだけです。月に1回の投与で1本のピペットで一回分です。

パノラミス大型犬(18.1~27kg)6錠

パノラミス大型犬(18.1~27kg)6錠

11,000円

蚊の発生から終息の2ヶ月後までの間、1ヶ月間隔定期投与しフィラリア症を完全に予防するノミ・マダニ駆除薬、大型犬用です。摂取後4時間で100%の駆除効果が報告されてます。少量のフードにまぜて与えて下さい。

センティネル スペクトラム 大型犬用(22kg~45kg) 6錠

センティネル スペクトラム 大型犬用(22kg~45kg) 6錠

12,500円

センティネルスペクトラム大型犬用はノバルティスアニマルヘルス社のフィラリア予防からノミダニ、寄生虫の駆除や予防をしてくれ、寄生虫から愛犬を守ってくれるフィラリア予防兼ダニ、ノミ駆除薬です。

フィラリア症とは

フィラリア症とは犬がよくかかる代表的な病気のひとつで、蚊が媒介するフィラリアという寄生虫(犬糸状虫)が心臓や肺動脈に寄生して引き起こす病気です。蚊の体内で成長した寄生虫が、犬を吸血する際に侵入し感染します。感染してしまうと治療が長期にわたり、後遺症が残ったり重篤な場合は生命を奪われることにもなるので注意が必要です。一方で予防薬を正確に使用することにより確実な予防が可能ですので、事前にしっかり予防していくことが愛犬を守ることにつながります。

フィラリア予防薬の種類

フィラリアに感染した蚊に刺されたとしても犬フィラリアが心臓や肺動脈にたどり着く前に駆除してしまえば感染を予防することが可能です。
月に1回飲ませることで犬フィラリア幼虫を駆除します。
大きく分けると3つのタイプがあります。

チュアブルタイプ

ハートガードプラス(カルドメック)

ハートガードプラス(カルドメック)

日本ではカルドメックという名前で販売されているハートガードプラス。病院などで処方されることも多い人気の薬です。蚊を媒体とするフィラリア(犬糸状虫症)の予防・お腹に住み着く虫(消化管内線虫)を駆除し、愛犬を守ります。チュアブルタイプなのでわんちゃんもおやつ感覚で食べてくれるので投与が簡単です。

ストロングハートプラス

ストロングハートプラス

ハートガードプラス(カルドメック)のジェネリック医薬品(後発医薬品)です。成分は全く同じですが、価格がかなり抑えられているのでペットのおくすりでもとても人気です。

ハートプロテクトプラス

ハートプロテクトプラス

同じくハートガードプラス(カルドメック)のジェネリック医薬品(後発医薬品)です。ストロングハートよりもさらに安い値段で販売されております!日本語の説明書がついているので安心です。

バジルガードプラス

バジルガードプラス

ハートガードプラス(カルドメック)のジェネリック医薬品(後発医薬品)です。こちらも日本語の説明書がついています。

キウォフハート

キウォフハート

こちらもハートガードプラス(カルドメック)のジェネリック医薬品(後発医薬品)です。ミート風味は犬がもっとも好む味なので投与が簡単です。

インターセプターチュアブル

インターセプターチュアブル

フィラリア予防以外に寄生虫駆除にも効果がある薬です。一回の投与でフィラリア予防と体内寄生虫駆除が済むのでお薬が苦手なわんちゃんにおすすめです。人獣共通感染症の予防のためには、通年投与が推奨されています。

パノラミス

パノラミス

フィラリアの予防に加えて、体内の寄生虫、ノミ、マダニの駆除・予防に強い効果がある薬です。特にノミ成虫に対しては使用後30分程度で効き始め、4時間後には100%の駆除効果を発揮する即効性が人気の理由です。フィラリア予防だけでなく、ノミダニも同時に駆除できるので人気です。

センティネルスペクトラム

センティネルスペクトラム

フィラリア予防からノミ、ダニ、条虫、回虫、鉤虫、鞭虫などの駆除や予防ができる寄生虫駆除薬です。ビーフ味になっており、お薬が苦手な愛犬でもおいしく摂取することができ、人気の高いお薬です。ペットのおくすりでは大型犬サイズのみ取り扱っています。

スポットオン(ピペット)タイプ

アドボケート

アドボケート

マダ二・条虫を除く寄生するほぼ全ての寄生虫に効果的なオールインワンの予防・駆除薬です。スポットオン式なので、肩甲骨の間に滴下するだけで投与が簡単です。チュアブルタイプが苦手なわんちゃんにはスポットオンタイプがおすすめです。

レボリューション

レボリューション

フィラリア予防・ノミダニ駆除を同時に行う商品として人気の薬です。便利なスポットオンタイプなので、経口薬が苦手なペットに最適です。スポットオンタイプは乾燥させるのが大変ですが、こちらは投与後、約2時間でシャワー可能なことも人気の理由のひとつです。

注射タイプ

アイボメック注

アイボメック注

大型犬用の寄生虫駆除薬です。体内・体外両方の寄生虫を駆除でき、病院では全身性犬ニキビダニ症の治療に使われることもあり、効果の高さが人気の薬です。投与は少し難しいので慣れるまでは獣医師の指導の下行うのがおすすめです。

犬によって苦手な薬が違ったりするので愛犬が一番ストレスなく投与できる薬を選んであげましょう!

感染の仕組み

フィラリアの成長と犬への感染

フィラリア症の原因となるフィラリアという寄生虫は犬糸状虫ともよばれていて、白く細長い形をしています。成虫になるとメスは20cm、オスは30cmほどの長さに達します。フィラリアの成長過程と犬への感染、および病気の予防は密接に関連しているのでぜひ知っておきましょう。
以下はフィラリアの成長過程です。

  1. (1)フィラリアに感染している犬の体内で、フィラリアのメスが幼虫であるミクロフィラリアを産む。
  2. (2)蚊が感染している犬を吸血し、ミクロフィラリアが蚊に移行する。
  3. (3)蚊の体内でミクロフィラリアが第1期幼虫から第3期幼虫まで成長する。
  4. (4)ミクロフィリアを保有する蚊が別の犬を吸血し、その犬の体内へ第3期幼虫が移行する。
  5. (5)犬の体内で第3期幼虫が第4期幼虫へと成長する。さらに第5期幼虫から成虫に成長するまで約半年かかる。筋肉や脂肪のなかで成長していき、最終的には心臓や肺動脈に達して成虫となる。成虫となったメスは新たなミクロフィリアを産む。

フィラリアは複数の成長段階を経ることと、犬→蚊→犬というように異なる個体のなかで成長していくのが特徴です。

フィラリア症の症状

初期症状と症状の進行

感染の仕組み】でも説明したように、フィラリアのライフサイクルはいくつもの段階に分かれていて、数カ月かけて成長します。このため感染後も症状はゆっくりとあらわれ、感染に気づかないことも少なくありません。
症状があらわれてくるのは、フィラリア成虫が心臓や肺動脈に寄生しはじめてからです。心臓や肺動脈にフィラリアが寄生すると血流が悪くなるため、運動をしたときなどに効率よく酸素を取り込めなくなります。その結果、呼吸器系に異常をきたすようになります。せきが出る、元気がない、呼吸が苦しそう、散歩を嫌がる、食欲の低下などの症状がみられるようになります。
さらに病態が進行すると、寄生虫の数が増えて血流が悪化し、せきや荒い呼吸の頻度が多くなる、体重の減少、毛づやが悪くなる、血尿、脱毛、腹水のためにおなかが膨らんでくるなどの症状があらわれます。

フィラリア症の末期症状

末期になると、激しいせきをする、胸部に水が溜まる、貧血、失神する、心臓肥大、肝硬変、呼吸困難などがみられます。心臓や肺動脈が寄生虫であふれている状態で、ほとんど血液が流れなくなります。心臓の機能が十分でなくなることで全身の臓器がうっ血状態になり、肝臓・腎臓・肺などの重要臓器が機能不全を起こし、最終的には心不全を起こして命を落とすことになります。

こうした末期症状まで進行してしまうと薬による治療は不可能になり、寄生虫を取り除く外科手術を行うことになりますが、犬にとっては手術も大きな負担となります。そうなってしまう前に早期発見が大切であり、何よりもまずフィラリアに感染させないよう予防を徹底することが重要です。

フィラリア症の検査方法、値段は?

フィラリアは予防薬で防ぐことのできる病気です。しかし、予防薬を使用する前に必ず行わなければいけないのが「フィラリア症の検査」です。

フィラリアの検査はなぜ必要なの?

フィラリアの予防薬を与えていれば予防できているはずなのに、なぜ検査が必要なのでしょうか?
それは、毎回予防薬を与えているつもりが、犬が隠れて吐き出していたり、予防できる期間を間違えて与えていたり、予防薬を与えた時期に体調が悪くてしっかり消化吸収されていなかったなど、実はきちんと予防できていないケースが意外とあるからです。そして、予防してるつもりのまま予防薬を与えるのはとても危険なので注意が必要です。
フィラリア症に感染してから時間が経っている場合、血液中にフィラリアの幼虫が存在している可能性があります。そこへフィラリア予防薬を投与すると、血液中のフィラリア幼虫が多数死滅して血管が詰まってしまうおそれがあるのです。また、死滅したフィラリアに対して過剰なアレルギー反応が起きてしまうと、アナフィラキシーショックを起こしてしまう場合もあります。そのため、毎年フィラリア予防薬を投与する前には、検査をして感染しているかどうかを確かめる必要があります。

フィラリアの検査はいつ受けるの?

フィラリアの検査は、予防薬を投与する時期に合わせそれより先に行います。フィラリア予防薬の投薬時期はこちらをご覧ください→【投薬時期】この期間が始まる前に、フィラリアに感染していないか検査を受ける必要があります。まずは、かかりつけの病院で相談してみましょう。

どんな検査をするの?

フィラリアは主に2種類の血液検査で感染の有無を調べることができます。

(1)フィラリア抗原検査
専用キットを使用して、フィラリア成虫の分泌物を検出します。数滴の血液で検査することができ、数分で診断が完了します。現在最も感度が高い診断方法であるとされており、動物病院ではこちらの検査が行われます。

(2)ミクロフィラリア検査
血液を直接顕微鏡でフィラリア幼虫がいるかどうか確かめる方法です。もしフィラリア成虫が出産していれば、顕微鏡でミミズのような幼虫を確認することができますが、この検査では20%程度しか検出できないとされており、やや感度が劣るといえます。

気になるフィラリア検査の費用は?

毎年受けるフィラリア検査、費用はいくらぐらいでしょうか?病院によってもまちまちですが、一般的には1,000円~5,000円くらいのところが多いようです。また、血液検査でフィラリア感染を調べるついでに内臓など全身状態も一緒に調べる病院もあり、調べる項目によって7,000円から10,000円近くする場合もあるようです。いずれにせよ、病院でよく相談して検査を受けるようにしましょう。

フィラリア症に感染してしまったら?

感染した場合の症状は寄生しているフィラリアの数によって異なり、また治療法も変わってきます。フィラリアの成虫は心臓や肺動脈に寄生するため、寄生されてしまうと完治は困難であるといわれています。疑わしい症状がみられたら検査を受けるようにしてなるべく早く治療を行うようにしましょう。

どんな治療が行われるの?

フィラリア症の治療は、犬の年齢や寄生しているフィラリアの数の多さによって異なります。

(1)重症の場合は外科手術
心臓や肺動脈に寄生しているフィラリアを取り出す手術を行います。全身麻酔で行われるため犬の体には負担がかかり、高齢犬には不向きです。また、手術には高い技術力が必要で、熟練の獣医師に執刀を依頼することが望ましいでしょう。

(2)駆虫薬でフィラリアを駆除する
獣医師の指示のもと駆除薬を投与しながら、少しずつフィラリアの数を減らしていく方法があります。ただし、強めの駆除薬を用いてフィラリア成虫を駆除する方法は、毒性が強いため犬自身の中毒に注意しなければならないこと、たくさんの死滅したフィラリアが肺動脈や心臓に詰まってしまうなど危険も伴います。

(3)駆虫はせずに対症療法のみ行う
犬に体力がなかったり、持病がある、麻酔のリスクが高いなどの理由で手術や駆虫薬での治療が困難な場合は、症状に対する対症療法を中心に行っていきます。対症療法では、貧血対策や、腹水や胸水を排泄するために利尿剤を投与する、呼吸を助ける気管支拡張剤を投与する、などの治療が行われます。治療しながら5~6年といわれるフィラリアの寿命を待つことになりますが、症状は徐々に進行していき、いずれは末期症状があらわれます。フィラリアに感染してしまうと、どんな治療法を選んだとしても犬は体にダメージを受けたまま生活することになります。肺や心臓はもとのような状態には戻れず、激しい運動などは控えて生涯安静に暮らしていかなければなりません。また血流が悪くなるため、他の臓器の機能にも影響が出る可能性が高くなります。フィラリア症に対する最善策は、なによりも予防を徹底して寄生させないことにかわりありません。

投薬時期

フィラリア予防薬を与えるタイミングは?

フィラリア症は、予防薬を与えることによって防ぐことのできる病気です。毎年予防の時期が近づいたら、病院でフィラリア感染の検査を受け、陰性であることを確認したうえで予防を実施します。

フィラリア症の予防薬には錠剤やチュアブルタイプなどの内服薬や皮膚につけるスポットタイプがあり、いずれも毎月一回投与します。大切なのは、「蚊が見られはじめて1か月後から、蚊がいなくなって1か月後まで」月一回の投与を続けるという予防のスケジュールです。たとえば、4月に蚊を見つけたら1か月後の5月から薬の投与を始めます。そして、11月に蚊がいなくなったらその1か月後の12月まで投与してその年のフィラリア症予防が完了するのです。はじめと終わりのタイミングを守って適切に投薬することが重要です。

子犬はいつから予防すればいいの?

ここまでは成犬のフィラリア予防の時期について紹介しましたが、子犬の場合はどうしたら良いでしょうか。
フィラリア予防薬は生後90日から投与が可能とされています。ただし、蚊がいない寒い時期に生まれた子犬であれば、蚊が発生しはじめる4~5月頃まで90日以上経っていたとしても、予防薬投与を行わなくても問題はありません。反対に、蚊の多い時期に生まれた子犬への感染が心配であれば、生後3か月以前でも投与できる安全性の高い予防薬もありますので、獣医師とよく相談して早めの予防を行うことも検討してみましょう。

猫にも感染する?

フィラリア症は犬によくみられる病気として知られていますが、実は猫もフィラリア症にかかることがあります。猫のフィラリア症はあまり目立った症状がみられなかったり、ほとんど無症状であるケースもあり、発見が遅れることも少なくありません。気がついた時には重症だったということを防ぐためにも、どんな症状が出るのかよく知り、予防を徹底することが何よりも大切です。

どんな症状が出るの?

猫のフィラリア症の症状は、初期と後期で異なります。感染初期では、おう吐のほかにせきや呼吸困難などの呼吸器症状が主にあらわれます。しかし、猫のフィラリアは食欲の低下や嗜眠(眠っていることが多くなる)などの症状だけがみられたり、無症状のまま経過するケースも少なくありません。
一方で、感染後期では症状が非常に重く、急に肺障害が起きて突然死する場合もあります。また、死滅したフィラリア虫体が肺動脈に詰まったり、虫体によってアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

どうやって感染するの?治療法は?

犬と同様の感染経路で感染します。
猫の場合は、犬よりも猫の心臓が小さいため、少しの成虫であっても負担が大きく重症になります。

猫のフィラリア症の治療は、症状の緩和を目的にした対症療法を中心に行います。ステロイド剤や気管支拡張剤を投与して、フィラリアの寄生によるせきや炎症を抑えます。これらの治療はフィラリア成虫が寿命を迎える2~3年間、自然と死滅するまで続けられます。そのほか内科的治療では成虫駆除薬を投与する方法もありますが、フィラリアの寄生数や猫の状態によってはアナフィラキシーショックなどの合併症が起こる危険性があるためあまり行われていません。
外科的治療では、心臓に寄生した成虫を取り除く手術が行われることもありますが、フィラリアの虫体を除去しても肺の症状は残るため、術後も投薬を続ける必要があります。

猫のフィラリア予防法

猫のフィラリア症は症状があまり目立たない、少数の寄生でも重症化してしまうといった特徴があるため、犬と同様しっかりフィラリア症予防することが大切です。猫専用のフィラリア予防薬を毎月一回投与して、フィラリアから愛猫を守ってあげましょう。投薬期間については犬と同様です→【投薬時期

人間にも感染する?

フィラリアは人にも感染する?

もともとフィラリアは犬を最終宿主としている寄生虫です。しかし、人間も感染するリスクがないわけではありません。日本国内でも実際に人が感染した事例が確認されています。
しかし、人間はもともと持っている免疫によってフィラリアの幼虫を攻撃するため、成長過程でほとんどが死んでしまいます。

フィラリアの人への感染ルートとは?症状は?

犬への感染と同じく、感染幼虫を保有している蚊に吸血される際に感染します。成虫になることは少ないですが、ごくまれに成長して肺動脈の塞栓や皮下、腹腔に腫瘤を形成することがあるとされています。そのほか、せきや血痰、胸の痛み、呼吸困難などを引き起こすことがあるとされていますが、無症状であることが多いです。定期検診などで肺のレントゲン検査を受けた際に肺がんや肺結核などが疑われ、腫瘍を切除して調べたところじつはフィラリアの結節だったと判明することが多いです。
感染している犬と接触することで直接感染することはありませんが、蚊を媒体として感染することからも、飼っている犬のフィラリア予防を徹底することが飼い主の予防にもつながるといえるでしょう。

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