ノミ・ダニ駆除

ノミは最も古くから存在する寄生虫です。現在では世界中に何千種類もいる中で、犬や猫に最も一般的に見られる寄生虫のひとつです。ノミは卵〜成虫と、成長過程を繰り返して住み続けます。動物に寄生したノミ成虫は、ほとんど動物の体から離れずに吸血と一日当たり20~50個という産卵を繰り返しながら、最長120日まで生存し産卵することが可能です。
マダニはついては痒みはないですが、大量についてしまうと貧血や病気になることもあります。

海外で発売されているノミ・ダニ駆除といえばフロントライン(FRONTLINE)ですが、犬用や猫用があり、通常のスポットオンタイプとノミの卵やシラミの駆除もできるフロントラインプラスがあります。また、犬猫兼用のスプレータイプもあります。

フロントラインプラスのジェネリック品のフィプロフォートプラスもフロントラインに比べて値段が安く人気の商品です。

ノミ・ダニ駆除に含まれるカテゴリー

フィプロフォートプラス小型犬用(10kg未満)3本

フィプロフォートプラス小型犬用(10kg未満)3本

1,800円

10kg未満の小型犬用です。フロントラインプラスのジェネリックです。ノミ・ダニ(マダニ)の駆除効果は1ヶ月続きますので毎月1度のお手入れで済みます。スポットオンタイプなので投与も簡単です。

レボリューション猫用60mg/0.75ml×3本

レボリューション猫用60mg/0.75ml×3本

3,500円

レボリューション猫用0.75mlは月1回肩甲骨の間に滴下してフィラリア・ノミの予防を同時に行う便利なスポットオンタイプです。安全性が高いため、妊娠中・授乳中のペットにもご使用いただけます。

トロイイヤードロップス20ml

トロイイヤードロップス20ml

2,300円

トロイイヤードロップスは耳ダニ治療、かゆみ緩和、耳にある傷からの感染を防ぐペットのための点耳薬です。耳ダニに感染してしまった後にも効果のある薬ですので万が一に備えとして購入される方も多い薬です。

フロントラインプラス犬用(10kg未満)6本入

フロントラインプラス犬用(10kg未満)6本入

9,350円

10kg未満の小型犬用です。ノミ・ダニ駆除の薬です。ノミでは高い駆除効果で繁殖・再寄生を予防し、最大3ヶ月効果が持続します。マダニに対しては48時間以内に駆除し、効果は1ヶ月持続します。

レボリューション 45mg 猫用(6週齢以上及び体重2.6kg~7.5kg)3本

レボリューション 45mg 猫用(6週齢以上及び体重2.6kg~7.5kg)3本

3,000円

8週齢以上及び体重2.6~7.5kgまでの猫用です。レボリューションはフィラリア・ノミダニの予防を同時に行う薬です。便利なスポットオンタイプなので、経口薬が苦手なペットに最適です。

レボリューション超小型犬用 2.6kg~5kg/1箱3本入り

レボリューション超小型犬用 2.6kg~5kg/1箱3本入り

3,900円

2.6~5kgまでの超小型犬用です。レボリューションはフィラリア・ノミダニの予防を同時に行う薬です。便利なスポットオンタイプなので、経口薬が苦手なペットに最適で効果は1ヶ月持続します。

ネクスガード 28mg チュアブル 犬用 (4-10 Kg) 6錠

ネクスガード 28mg チュアブル 犬用 (4-10 Kg) 6錠

6,800円

4~10kgまでの小型犬用です。ネクスガードはノミやマダニを駆除してくれる薬で、副作用がなく安全性も高いと言われています。チュアブルタイプで食べやすくノミ・ダニともに効果は1ヶ月間持続します。

パノラミス小型犬(4.6~9kg)6錠

パノラミス小型犬(4.6~9kg)6錠

11,700円

4.6~9kgまでの小型犬用です。フィラリア予防、ノミ・ダニ・マダニからその他寄生虫まで駆除できる薬です。フレーバーのついた経口投与薬なので食べやすくいつでもシャンプーや水浴びができます。

フロントラインプラス猫用6本入

フロントラインプラス猫用6本入

8,100円

フロントラインプラスの猫用の薬です。ノミ・ダニ駆除の薬で、ノミでは高い駆除効果で繁殖・再寄生を予防し、最大1.5カ月効果が持続します。マダニに対しては48時間以内に駆除し、効果は3週間持続します。

パノラミス中型犬(9.1~18kg)6錠

パノラミス中型犬(9.1~18kg)6錠

12,150円

9.1~18kgまでの中型犬用です。フィラリア予防、ノミ・ダニ・マダニからその他寄生虫まで駆除できる薬です。フレーバーのついた経口投与薬なので食べやすくいつでもシャンプーや水浴びができます。

アドボケート超大型犬用(25kg~40kg)3本入り

アドボケート超大型犬用(25kg~40kg)3本入り

4,700円

25~40kgまでの超大型犬用です。マダ二・条虫を除く寄生するほぼ全ての寄生虫に効果的なオールインワンの予防・駆除薬です。フィラリア予防や耳ダニ・ニキビダニヒゼンダニの予防と駆除に効果的です。

アドボケート 中型犬用(4kg~10kg)3本入り

アドボケート 中型犬用(4kg~10kg)3本入り

4,300円

4~10kgまでの中型犬用です。マダ二・条虫を除く寄生するほぼ全ての寄生虫に効果的なオールインワンの予防・駆除薬です。フィラリア予防や耳ダニ・ニキビダニヒゼンダニの予防と駆除に効果的です。

レボリューション小型犬用 5kg~10kg/1箱3本入り

レボリューション小型犬用 5kg~10kg/1箱3本入り

4,700円

ノミ・犬回虫・フィラリア・耳ダニからペットを守るお薬です。スポットオン式、小型犬用で、投与後24時間で全身に広がりペットを守ります。シャンプーの影響を受けません。フィラリア成虫への殺効果はありません。

フィプロフォートプラス猫用(8週齢以上)3本
  • 【オススメ】

フィプロフォートプラス猫用(8週齢以上)3本

1,700円

フロントラインプラスのジェネリック薬、猫用です。ノミやマダニの繁殖を抑制する滴下タイプのお薬です。成虫だけではなく卵、幼虫、さなぎにまで殺虫作用がおよぶため寄生予防に高い効果があります。

フィプロフォートプラス中型犬用(10~20kg)3本

フィプロフォートプラス中型犬用(10~20kg)3本

1,900円

フィプロフォートプラスはフロントラインプラスのジェネリック医薬品で、ペットに寄生して激しい痒みを引き起こすノミやマダニの繁殖を抑制します。効果は1ヶ月続くので毎月1度のお手入れで済みます。

フィプロフォートプラス大型犬用(20~40kg)3本
  • 【オススメ】

フィプロフォートプラス大型犬用(20~40kg)3本

2,200円

フロントラインプラスのジェネリック薬、大型犬用です。ノミやマダニの繁殖を抑制する滴下タイプのお薬です。成虫だけではなく卵、幼虫、さなぎにまで殺虫作用がおよぶため寄生予防に高い効果があります。

アイボメック注100ml

アイボメック注100ml

8,000円

アイボメック注100mlは、大型犬用の寄生虫駆除薬です。体内・体外両方の寄生虫を駆除することができ、フィラリアやさまざまな寄生虫、シラミやダニなどの犬の皮膚に寄生する虫に対しても有効です。

フィプロフォートスプレー250ml
  • 【オススメ】

フィプロフォートスプレー250ml

3,000円

フィプロフォートスプレーはフェニルピラゾール系殺虫剤に属する広範囲の昆虫に対し高い殺虫効果が期待できる新しい外寄生生物殺虫剤です。犬や猫には存在しない受容体に効くため安全に使用できます。

サーチフェクト大型犬用(20kg~40kg)

サーチフェクト大型犬用(20kg~40kg)

4,300円

犬用の強力なノミ・マダニ駆除薬です。 マダニに対して特に優れた効果を発揮し、寄生を防ぐと同時にバベシア症、ライム病の感染リスクを軽減します。 投与後最大6~7週間、新たな寄生を阻止する事が出来ます。

フィプロフォートプラス超大型犬用(40~60kg)3本
  • 【オススメ】

フィプロフォートプラス超大型犬用(40~60kg)3本

2,450円

ペットに寄生して激しい痒みを引き起こしてしまうノミやマダニの繁殖を抑制します。成虫だけではなく卵、幼虫、さなぎにまで殺虫作用がおよぶため寄生予防に高い効果があります。40~60kgの超大型犬用となります。

ノミ・ダニ対策できてる?

ノミダニは私たちの生活環境に潜む寄生虫です。春~秋にかけて特に注意が必要ですが、温かい室内であれば冬でも寄生されることがあるので年中注意が必要です。一度感染してしまうと駆除には時間がかかり、気づかないでいると病気を併発することもあるので、しっかり予防してノミダニがつかないようにしてあげましょう。

ノミダニ駆除薬の種類

スポットオンタイプ

ペットの首筋に投薬するだけで24時間で全身に広がりノミ、ダニからペットを守ってくれます。

フロントライン

フロントライン

ノミダニ駆除薬といえばフロントラインというくらい有名な薬です。ノミ・マダニの駆除成分フィプロニルが24時間で全身に行きわたり、約12~18時間でノミの成虫を駆除できます。さらにノミの卵の孵化と幼虫の成長を阻害する成分(s)-メトプレンをプラスし、ダブル効果でノミに対して優れた効果を発揮します。
マダニに関しても48時間以内にほぼ駆除できます。マダニを媒介する感染症は寄生後、48時間以降に感染リスクが高まるのでそれ以前に駆除してしまうことで危険な感染症を予防できます。
効果は1か月持続し、肩甲骨の間に滴下するだけのスポットオン式なので投与が簡単で薬嫌いのわんちゃん・猫ちゃんにもおすすめです。
犬用、猫用どちらも取り揃えています。

ネクスガード

ネクスガード

CMでもお馴染みのネクスガードはフロントライン同様ノミ・マダニを駆除してくれるお薬です。副作用がなく安全性も高いと言われており、ノミ・ダニともに効果は1か月続きます。

フィプロフォート

フィプロフォート

フィプロフォートはフロントラインのジェネリック医薬品(後発医薬品)です。成分・効果はフロントラインを全く同じです。ペットに寄生して激しい痒みを引き起こしてしまうノミやマダニの繁殖を抑制してくれます。

メロニルプラス

メロニルプラス

メロニルプラスはフロントラインプラスのジェネリック医薬品です。メロニルプラスはノミ、マダニ、ハジラミ、ダニ麻痺症、ノミアレルギー皮膚炎の治療と抑制が出来るお薬です。

サーチフェクト

サーチフェクト

サーチフェクトは、首筋に垂らすだけで、ノミ・マダニ・シラミ・ハジラミを完全に駆除します。また、バベシア症、ライム病の感染機会を低減することが可能な万能製品として人気の高いお薬です。

アドボケート

アドボケート

アドボケートは愛犬にマダ二・条虫を除く寄生するほぼ全ての寄生虫に効果的なオールインワンの予防・駆除薬です。ほとんどの線虫類(フィラリア感染幼虫・回虫・鉤虫)に対して高い駆除効果を発揮するので、フィラリア予防や耳ダニ・ニキビダニヒゼンダニの予防と駆除に効果的です。

レボリューション

レボリューション

レボリューションは、フィラリア・ノミダニの予防を同時に行う商品として人気です。便利なスポットオンタイプなので、経口薬が苦手なペットに最適です。セラメクチンは犬や猫などに対し、安全性が高いため、妊娠中・授乳中のペットにもご使用いただけます。

チュアブルタイプ

そのままおやつとして食べさせたり、フードに混ぜてご使用できます。投与後は体の中から全身にくまなく行き届くので、スポット剤で駆除が難しかった眼の周りや鼻先、指の間に隠れたノミ・マダニにも効果があります。

コンフォティス

コンフォティス

コンフォティスは、産卵前のノミやマダニを駆除することが出来ます。投与後30分でノミが落ち始め4時間以内に100%のノミを駆除します。チュアブル(おやつ)タイプなのでシャンプーも問題なく可能です。

パノラミス

パノラミス

フィラリアの予防に加えて、体内の寄生虫、ノミ、マダニの駆除・予防に強い効果があり、特にノミ成虫に対しては使用後30分程度で効き始め、4時間後には100%の駆除効果を発揮します。

スプレータイプ

スプレータイプは安全性が高くフロントラインスプレーの場合、生後2日から使用できるため幼犬、幼猫の駆虫対策に最適です。

フロントラインスプレー

フロントラインスプレー

フロントラインスプレーはノミのライフサイクルを遮断します。即効性があり、ほどんどのノミ成虫を産卵前に駆除できるため、ノミのライフサイクルを遮断し、定期的に使用すれば家庭環境中のノミも清浄化できます。

フィプロフォートスプレー

フィプロフォートスプレー

フィプロフォートスプレーはフロントラインスプレーのジェネリック医薬品(後発医薬品)です。生後6週を過ぎた子犬や子猫、妊娠や授乳期の母犬や母猫に対しても安全に使用できるので安心です。

ノミとダニの違い

ノミダニ駆除薬など合わせて紹介されることも多いノミとダニですが、その違いについて簡単に説明します。
まずノミについては草むらなどに生息しており、犬や猫が草むらに入った際に寄生されて家庭に持ち込むことが多いです。大きさは約2mm程度で肉眼で確認できます。
一方、ダニはノミよりも小さく0.1~0.3mm程度などで肉眼で確認するにはかなり注意深く観察する必要があります。ダニは人間の垢などを餌にしており家庭内で繁殖しやすい寄生虫です。湿度60~80%、温度25~30度で繁殖しやすいといわれており、寝具やカーペットなどに寄生していることが多いです。
それぞれの生態や症状について詳しく説明していきます。

ノミ

ノミの生態

ノミの種類や大きさ

ノミの種類はかなり多く猫や犬以外に人間や他の動物にも寄生する虫です。日本では主にネコノミが猫や犬に寄生します。
ネコノミは体長1~3mmで褐色で6本の脚があります。ノミの成虫は動物の血液を好み、雄雌関係なく血を吸います。一方でノミの幼虫はノミの成虫の糞や人間のフケなどを食べ、血を吸うことはありません。
ノミのジャンプ力は光の刺激や動物の二酸化炭素・体熱に反応して体長の60倍の距離と100倍もの高さを飛んで動物に寄生します。

ノミの一生

ノミは卵、幼虫、さなぎ、成虫という4段階の発育を経て成長します。
この発育段階によって効く薬が異なること、成虫のみを取り除いてもすぐに卵から繁殖してしまうため駆除が難しくなっています。
それぞれの成長段階の特徴は以下の通りです。

1. 卵
大きさは直径0.5mm大で犬・猫の体表にいる成虫から産み落とされますが卵の表面は滑らかなため、数時間以内には落下します。温度27度、湿度50%以上の環境下では約1~6日程度でふ化し幼虫になります。
2. 幼虫
大きさは第1齢幼虫で約2mm、第3齢幼虫になると4~5mm程度に成長します。1~2週間の間に2度の脱皮を繰り返します。ノミの成虫の糞を主な餌としていますが、幼虫同士で共食いすることもあります。
3. サナギ
サナギになってから約1週間で蛹化(ようか)と呼ばれる繭の中で蛹と呼ばれる成虫の一歩手前の状態まで成長します。その後、外の環境が温度24~32度、湿度78~80%という好適な条件になると初めて羽化します。外の環境が条件を満たさない場合は1年近くサナギのまま生存することもあります。
4. 成虫
こうして羽化したノミは成虫になります。大きさはオスが1.2~1.8mm、メスが1.6mm~2.0mmとややメスの方が大きいです。成虫は光や熱、二酸化炭素に反応して動物の体表に寄生して8分以内には吸血を開始します。オスメスどちらも吸血しますが、メスの場合は吸血後36~48時間以内に平均30個の卵を産卵します。
人間がかみつかれることもあり、かまれると強いかゆみを引き起こします。

寄生しているノミの見つけ方

ノミは2mm程度と小さいですが、注意深く観察すれば肉眼でも十分確認できる大きさです。しかし普段は犬や猫の被毛に隠れており、動きも早いため気づかずに見過ごしていしまうことが多いです。
一番簡単な方法は目の細かい櫛などで被毛をといてあげてノミがひっついていないか確認します。ノミは動くので見つからないこともありますが、櫛でといた時に黒っぽい粒が引っかかったらノミの糞の可能性が高いです。黒い粒を濡れたティッシュの上に置いたときに粒が溶けて赤茶色になった場合それは、血を吸ったノミの糞です。ノミが寄生しているので早急に駆除してあげましょう。

以下のことが当てはまるとノミが寄生してる可能性があり注意が必要です。

  • 1. 外で遊ばせることが多い
  • 2. 換毛期でないのに毛が抜ける
  • 3. 皮膚に湿疹ができている
  • 4. 首やおなかなどに小さな黒っぽい粒がついている
  • 5. 体を掻いたり、噛んだりしてかゆそうにしている

猫はグルーミングでノミを食べてしまったり自分でとってしまうことがあります。犬よりも猫のほうがノミ被害を受けていることが多く、ノミが見当たらなくても寄生していることがあるので注意が必要です。日ごろから注意して犬・猫の状態をチェックしてあげるようにしましょう。

ノミの生息地

ノミは室内外どちらでも生息でき、特に暖房などで暖かな環境が整った室内では1年を通して生息が可能になっています。

室外
庭先や草むらなどの直射日光が当たらない暗くじめっとした環境を好みます。
室内
部屋の四隅や家具の間、ベッドの下など暗く湿った場所や絨毯、ソファー、ベッドの上などで多くみられます。室内は冬でも暖かく繁殖に適しているので、冬だからと安心してはいけません。

ノミに好適な環境が整うと繁殖力は驚異的で産卵直前のメスノミ10匹いれば30日後には2000匹に増殖し9万個以上の卵と10万匹以上の幼虫を生むといわれています。
ペットにノミが寄生しているのが見つかった時にはすでに室内に大量のノミが発生していることもあるので、環境対策を含めたノミ駆除対策は常に行うようにしましょう。

症状・病気

ノミが寄生すると吸血されるだけでなく、様々な病気を引き起こします。また人にも病害を引き起こすことがあるので注意が必要です。

ノミが犬猫にもたらす病害

アレルギー性皮膚炎
ノミの唾液がアレルゲンとなり強いかゆみを伴う皮膚炎を引き起こします。1匹に刺されただけでも発症することがあり注意が必要です。
爪実条虫症
ノミの体内に爪実条虫の幼虫が寄生していることがあり、ノミをつぶすことで犬や猫の体内に入り感染します。下痢や体重減少などの症状を引き起こします。爪実条虫症について詳しくはこちら
その他
上記以外にも、ノミが大量に寄生し吸血することによる貧血、毛づやの消失、かゆみなどによるストレス、かき傷により化膿性皮膚炎なども起こりえます。

ノミが人間にもたらす病害

猫引っ掻き病(バルトネラ症)
ノミが媒介するバルトネラ菌が猫に引っかかれたり?まれたりすることで人に感染し、リンパ節の炎症や発熱を引き起こします。
ノミ刺咬症
ノミの唾液がアレルゲンとなりかゆみや炎症を引き起こします。
爪実条虫症
犬・猫と同様にノミをつぶしたりすることで感染します。主に下痢などの症状がみられます。

治療・駆除方法

ノミの卵、幼虫、サナギ、成虫を一度にすべて駆除することは困難です。
ノミを見つけて駆除するだけでは中々繁殖をとめることは出来ないので、繁殖しないように環境面と合わせてノミ駆除薬を使用することが重要です。

飼育環境を衛生的に保ちましょう

室内を清潔に保つよう心がけましょう。先ほど【ノミの生息地】で述べたようにノミは、部屋の四隅や家具の間、ベッドの下など暗く湿った場所や絨毯、ソファー、ベッドの上など犬猫が良く過ごす場所を好みます。犬・猫が過ごす空間は頻繁に掃除機をかけるようにしましょう。

ノミ駆除薬を使いましょう

飼育環境を清潔に保ったら次はノミの繁殖サイクルを断ってくれるノミ駆除薬を定期的に投与するようにしましょう。
日本ではフロントラインが特に有名ですが、こちらは投薬すると24時間以内に体についているノミを駆除してくれます。また、効果が1か月続きその間のノミの成長を防ぎ、再寄生しないように予防することが可能です。

繁殖サイクルを断つことでこれ以上ノミが繁殖することを防ぐことができます。月に1度のノミ駆除薬と日々の掃除でノミをしっかり駆除して、愛犬・愛猫を守りましょう!!

ノミ駆除薬一覧はこちら

ダニ

ダニの種類

ダニは種類が多く、またどの家にも必ずいる寄生虫です。気密性が高く1年中温度変化の少ない室内はダニの温床です。
今回はその中でも犬や猫に寄生するダニについて紹介します。

  • ・マダニ
  • ・ニキビダニ
  • ・ヒゼンダニ
  • ・耳ダニ

上記の4つの種類はダニの中でも特に注意が必要なものです。それぞれ症状や駆除方法が異なるのでどのダニに寄生されているかしっかり見分けて対処する必要があります。特にマダニは体も大きく重い症状を引き起こすこともあるのでしっかり駆除してあげる必要があります。

マダニ

マダニはダニの中でも特に重篤な症状に陥りやすく注意が必要です。マダニによる健康被害から愛犬を守るために生態についてしっかり理解しておきましょう。

マダニの生態

マダニは一般に家の中に住むダニとは違って固い外皮に覆われ、大きさは吸血する前のもので約3~4mmあり、家ダニの8~10倍程度の大きさです。日本に分布するマダニのうち犬に寄生するのは約20種類います。

ライフサイクル

1. 幼ダニ
最適な温度化では20~30日間で卵からふ化し動物に寄生します。体長約1mmで3~7日程度寄生しながら吸血し、地表へ落下して次の発育期へ脱皮します。
2. 若ダニ
体長は最大で約1.6mmに成長します。3~7日間の吸血後、地上に落下します。脱皮後1~2週間で動物に寄生できる状態になります。
3. 成ダニ
体長は雄雌ともに3~4mm程度で約1~2週間かけて吸血します。
4. 卵
吸血でいっぱいになったメスマダニは地上に落下して産卵します。2~3週間の間に2~3000個の卵を産み、生涯を終えます。

このようにマダニは発育期ごとに異なる宿主に寄生し吸血する「3宿主性マダニ」がほとんどです。マダニの一生のうち吸血期間は20~25日程度でそれ以外の期間は脱皮や産卵、動物への寄生の機会を待ちながら自然環境で生きています。

生息地

山の中や河川敷の草むらや道端の生い茂った草の中、緑の多い公園など草むらがあるところならどこにでも潜んでいます。感染の経路は、マダニが動物の体温、振動、二酸化炭素などで動物を感知し、草むらに近づいてきた犬に飛び移り寄生します。草むらなどで皮膚や被毛にひっついたマダニはその後、皮膚表面にかみつき吸血します。この吸血の際にマダニが出す唾液にウィルスや菌が含まれている場合があり、体内に侵入し感染症を引き起こします。外に出るのが好きな犬ならみんな感染の恐れがあります。

症状・病気

マダニにかまれることにより以下のような病気にかかります。

貧血
大量に寄生・吸血されると貧血を引き起こします。
アレルギー皮膚炎
マダニの唾液がアレルゲンになり皮膚炎を引き起こします。
ダニ麻痺症
マダニの種類によっては唾液中に毒性物質を産生するものがおり、そうしたマダニに吸血されると毒性物質により神経障害を引き起こす場合があります。
バベシア症
バベシア症とは、マダニによって媒介される原虫に感染することで起こる病気です。原虫が体内に入ると重度の貧血を引き起こし、病気が進行すると命を落とす危険性もあります。バベシア症について詳しくはこちら
ライム病
ライム病は、マダニによってボレリアという細菌に感染して起きる病気です。感染してもほとんどの犬は症状が出ないですが、感染した犬のうちおよそ5%が多発性関節炎を発症します。ライム病について詳しくはこちら
Q熱
人畜共通感染症のひとつであるQ熱は感染してもほとんど症状が出ない不顕性感染です。発症すると風邪に似た症状があらわれます。Q熱について詳しくはこちら

その他にもリケッチア症(エーリヒア症、日本紅斑熱)などマダニを媒介とする感染症は多く、重篤化すると命にもかかわることがあり、しっかりとした駆除対策が大切です。

治療・駆除方法

マダニは犬の体表に寄生しますが、被毛の少ない耳、目の周り、鼻の周り、胸部、内股部、肛門付近に特に寄生しやすいです。
吸血中はしっかり噛みついているので引っ張っても中々取れません。無理に取ろうとすると口器だけが皮膚内に残り化膿の原因になるので専用のピンセットや薬剤で除去します。
しかし、発見してからマダニの駆除を行った場合、すでに犬の体内に病原体が入り込んでいる可能性があります。マダニの寄生、感染症から愛犬を守るにはマダニの寄生を防いでくれるマダニ駆除薬の定期的な投与が大切です。

マダニ駆除薬はこちら

ニキビダニ

ニキビダニの生態

ニキビダニは犬の毛穴に寄生するダニで体長0.2~0.3mmほどの大きさです。毛根を包む毛包に潜むため「毛包虫」ともいわれています。
人間にもニキビダニが寄生していますが、人と犬間での感染はありません。また、感染犬から他の犬への感染もないと言われており、生まれたばかりの子犬がニキビダニが寄生している母犬に寄り添い母乳を吸うなどの濃密な接触によって感染するといわれています。
ニキビダニが寄生するとアカラス症とよばれる皮膚病を発症することがあります。アカラス症は重篤化すると命の危険もあり注意が必要な病気です。しかし、犬にニキビダニが寄生しているからといって必ずしも発症することはなく、体力や免疫力の低下、遺伝的要素や基礎疾患など様々な要素が発症に関係しています。このため通常はニキビダニが寄生してもアカラス症を発症することはありません。

症状・病気

アカラス症とは、ニキビダニ(犬毛包虫)とよばれる寄生虫が、犬の皮膚に寄生することで発症する皮膚病です。局所性と全身性の症状があり、局所性では目や口の周り、前足などが感染しやすく、幼犬によくみられます。脱毛やフケが増えますがかゆみはありません。しかし、これらの症状を放置すると二次的に細菌に感染して皮膚の化膿や出血、ひどいかゆみが起こり局所的だった症状が全身にひろがることもあります。
全身性の症状も幼犬に多く見られますが、自然治癒するケースも少なくありません。しかし、成犬が発症すると完治が難しく重篤化し生涯にわたって治療が必要になり、最悪のケースでは弱った皮膚から細菌が侵入し、敗血症を発症するなどして命の危険が生じることもあります。

治療・駆除方法

薬浴や駆虫薬を投与しニキビダニの駆除を行います。膿皮症などの細菌感染を起こしている場合は抗生物質を投与します。
アカラス症は再発する場合も多くニキビダニの完全駆除も難しいため、長期間の治療を根気よく続けていく必要があります。
アラカス症は体力や免疫力が低下すると発症のリスクが高まります。免疫力の向上を意識して運動や食事に気を配ることが予防につながります。また皮膚の変化など気になることがあればすぐに病院で診察をうけ、普段から皮膚や被毛を清潔に保つようにしましょう。

ダニ駆除薬一覧はこちらアカラス症治療薬一覧はこちら

ヒゼンダニ

ヒゼンダニの生態

ヒゼンダニは非常に小さいダニで肉眼では見えません。卵から幼虫、若虫を経て成虫になります。人の体温が最も生活しやすい温度で人体から離れると動きが鈍くなり16度以下では動けなくなります。
ヒゼンダニは基本的に皮膚の角質層に生息しています。成虫が角層に穴を掘り産んだ卵は3~4日でふ化し幼虫になり穴から出て動き回るようになります。幼虫は脱皮を繰り返し若虫、成虫へ成長します。卵から成虫になり卵を産むまでの長さは10~14日ほどです。
角質層に小さな穴を掘り産卵したり排便することが強い刺激となり皮膚に炎症をもたらしかゆみが発生します。
この症状を「疥癬」と呼びます。疥癬は犬以外にも人やその他動物にも感染してしまうので愛犬が感染してしまった場合はすぐに隔離し、感染が拡大しないよう対処しなければなりません。

疥癬の感染経路は主に感染している動物との接触によるものが多く、特に多頭飼いなどでは共用のブラシやバリカン、タオルなどを使用することで感染することがあります。また、直接感染している動物に接触していなくても動物病院やペットホテル、ペット美容室など感染した動物が出入りすることで感染が拡大することもあります。

症状・病気

疥癬は感染してもすぐにかゆみなどの症状が出るわけではなく、2~6週間の潜伏期間を経て症状が現れます。
死に至る病気ではないですが、愛犬の体力を奪いかき傷などから最近感染してしまうこともあり危険な皮膚病です。
初期では目の周り、耳、肘、かかと、腹回りなどあまり毛が生えていない部分に発心が見られるようになります。その後、徐々に赤身を伴いながら脱毛・かゆみへと発展していきます。
重度の症状になると全身に激しいかゆみを伴い、かきむしることで皮膚が傷つきフケやかさぶた、脱毛、出血が見られるようになります。
また象の皮膚のように固くなり傷口などから細菌が侵入し二次感染を起こすこともあり、傷口から化膿し腫れあがり痛みを伴うことも多くあります。

治療・駆除方法

患部に対する治療

疥癬の症状は他の皮膚病と非常に似ているため、まずはどの皮膚病なのかをしっかり鑑別することが大切です。疥癬だとわかった段階で適切な処置をしていきます。
まずは患部に直接殺虫効果のある薬剤を塗布していきます。また専用のシャンプーで殺虫することもあります。傷口が損傷している場合痛みを伴うので獣医師の指導のもと行うようにします。また、毛量が多い犬の場合は全身の毛を刈ってから処置をする場合もあります。

投薬治療

疥癬に効果のある内服薬や外用薬を使用して疥癬を殺虫していきます。化膿している場合や炎症を起こしている場合は抗生物質や痛み止めも併用して治療していきます。

環境改善

薬を使った治療と併用して環境改善も必須です。多頭飼いの場合は他の犬への感染を防ぐため飼育環境を分けます。また不衛生な環境では疥癬が発生しやすいのでヒゼンダニが発見されたら、室内の徹底的な掃除も必要です。

症状が改善されても潜伏感染していることもあるので自己判断で治療を終了せずに必ず完治までは治療を続けるようにしましょう。
犬の疥癬は感染スピードが速く潜伏期間があるため、気づかずに感染が拡大してしまうことも多いです。一度皮膚が荒れてしまうと駆虫後も皮膚の状態が改善するまでには時間がかかってしまうので暖かくなる前にダニ予防をしっかりしておいてあげることが大切です。

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耳ダニ

耳ダニの生態

耳ダニは「耳疥癬」や「ミミヒゼンダニ」と呼ばれることもあり、犬や猫をはじめ様々な動物の耳の中だけに生息する小さなダニです。
体長0.2~0.3mm程度で一度寄生すると耳垢などを食べて生涯を耳の中で過ごします。たくさんの卵を産卵しますが、卵は成虫とは違い耳の中だけでなくせいかる環境のあちこちにまき散らされます。
卵は好環境では2~4日でかえり幼虫になります。幼虫は脱皮を繰り返し若ダニ期を2回経て成虫へ成長します。卵から成虫までの期間は約3週間で、成虫の寿命は約2か月と言われています。

耳ダニの繁殖能力は非常に高く、親犬や猫が耳ダニに感染していると生活環境にたくさんの卵が散らばり必ずと言っていいほど子犬や子猫など同じ生活環境にいる動物も感染してしまいます。
ですので、多頭飼いなどで1匹でも耳ダニに感染してしまうとすぐに感染が広がってしまいます。もし1匹でも耳ダニに感染してしまったら他の犬猫も同時に治療を行う必要があります。
その他にも散歩中に耳ダニに感染している動物と接触した場合など飼い主が卵や幼虫を持ち帰ってしまうことも感染の原因になります。

症状・病気

耳ダニの症状として激しいかゆみがあります。頻繁に頭を振っていたり、耳を掻いたり、壁や地面に耳をこすりつけるような仕草がみられます。
耳を激しく搔いてしまうことで皮膚を傷つけて細菌性の外耳炎や皮膚炎を起こすことも多いです。また外耳道には耳ダニの糞や分泌液などが混ざった黒っぽいカサカサした耳垢がたまっていきます。
耳ダニの数が多いと外耳道の入り口まで耳垢でいっぱいになる痒みがますますひどくなります。この痒みによるストレスで鬱や食欲減退などの全身症状を起こすこともあります。この状態でほっておくと慢性の外耳炎になり、中耳炎や内耳炎も併発し治療が難しくなっていきます。
また、頭が傾いたままになる斜頸と呼ばれる症状や同じ場所をグルグル回ってしまう運動失調、耳の搔きすぎで耳介の皮膚と皮膚の間の血管が破れて血液が溜まる耳血腫になることもあります。

小さなダニですが油断するととても重篤な症状になるので、耳ダニの感染が疑われる場合はすぐに動物病院に連れて行きましょう。

治療・駆除方法

耳ダニの感染が認められたら再感染を防ぐために家庭内にいる他の犬や猫も同時に治療を行います。
まずは耳の中を洗浄し耳ダニの生息個体数を極力減らします。耳垢がたまっていると耳ダニの食料となり活動が活発化してしまうことと、耳垢に隠れて殺ダニ効果が薄まるのでまずは耳をきれいにしましょう。次にダニ駆除薬を最低3週間、一定間隔で投与し殺虫します。ある程度かゆみが収まったとしても途中で治療をやめずに最後まで続けることが必要です。ダニ駆除薬は成虫と幼ダニは殺虫できますが、卵には効果がありません。ですので卵がなくなるまで治療しないと、卵がふ化しまたダニが増えてしまいます。
また引っ掻き傷によって起こった2次的な皮膚炎や外耳炎については耳ダニの治療と合わせて抗生物質や消炎剤も使用します。

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最後に生活環境にいるダニの卵を完全に殺虫するために室内の清掃やマット・シーツなどの洗濯・消毒を行い、耳ダニの感染を防ぎましょう。
定期的なダニ駆虫薬の投与と生活環境を清潔に保ち、愛犬・愛猫を耳ダニから守りましょう。

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