犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)ってどんな病気?

アジソン病とは、腎臓の上の部分にある副腎という器官で生成・分泌される副腎皮質ホルモンが不足することで発症する病気です。別名「副腎皮質機能低下症」とも呼ばれています。特にメス犬に多いとされ、かかってしまうと長期にわたる治療が必要になり、犬の命にもかかわる可能性のある重大な病気です。

 

【症状】急性と慢性に分かれる

アジソン病には、発症から進行まで急激に進む急性のものと、ゆっくり進行していく慢性のものとがあります。

急性のアジソン病では、急に体調が変わって元気がなくなり、ふらついたり倒れたりしてショック状態に陥り気絶してしまうこともあります。急激なストレスが引き金になることが多く、早急に対応しないと命にかかわることもあります。

慢性の場合、元気がなくなり食欲低下、嘔吐や下痢、体重の減少などの症状が見られます。これらの症状が良くなったり悪くなったりを繰り返し、また血糖値が下がることにより身震いやふらつきなどの症状が現れることもあります。

アジソン病の症状ははっきりとしないものが多いため、判断も難しいですが、急性・慢性どちらも犬の命取りになることがありとても危険です。

 

【原因】三つの原因

ひとつめの原因は、副腎自体の異常によるものです。自己免疫疾患や、感染症、出血、腫瘍などにより副腎が破壊されると、副腎皮質ホルモンの分泌が低下しアジソン病を発症します。

ふたつめは、他の疾患の影響でホルモンの分泌量が低下する場合です。この場合は、クッシング症候群などの治療に用いる副腎皮質の機能を弱める治療薬が原因です。また、長期にわたって副腎皮質ホルモンと同じ働きをするステロイド剤を使用し、その投与を中断することによってアジソン病が発症することもあります。

最後は遺伝的要因です。グレートデン、スタンダードプードル、ロットワイラー、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアなどがアジソン病の罹患の多い犬種であり、また全体の7~8割はメスがかかるといわれています。

 

【治療】急性の場合は緊急治療

症状によって処置が分かれますが、ショック状態に陥っている急性の場合は入院して、輸液や投薬による緊急治療が行われます。回復後は、副腎皮質ホルモンの補充療法として生涯にわたって投薬を続けます。

慢性の場合にも、副腎皮質ホルモンの補充療法が行われます。副腎自らがホルモンを生成できるようになれば投薬は不要になりますが、慢性の場合は回復と悪化を繰り返すことがあります。

 

【予防】ストレスを減らす環境づくり

発見が難しい病気のため、はっきりした予防法もないのが実情です。ですが、アジソン病の原因としてあげられているストレスをできるだけかけないように生活することが、副腎に負担をかけないことにつながります。また、定期的に健康診断を受けるようにしていると、より早く愛犬の変化に気づ早期に治療を始めることができます。

編集部

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