ホルモンが減少してしまう上皮小体機能低下症とは??

ホルモンが減少してしまう上皮小体機能低下症とは??

上皮小体(副甲状腺)機能低下症とは、甲状腺上部の左右にあり、上皮小体が何らかの原因によって障害を起こしホルモン分泌量が低下する病気です。上皮小体からは上皮小体ホルモン(パラソルモン)という生き物が存在し続ける上で必須のホルモンが分泌されています。パラソルモンは、体中のカルシウム濃度をコントロールする役割を担っています。パラソルモンは体内のカルシウム濃度を調節していますが、上皮小体機能低下症は、このパラソルモンの分泌不足により低カルシウム血症を引き起こすため、さまざまな症状が現れます。

【症状】上皮小体機能低下症の症状

上皮小体機能低下症を発症すると、食欲が低下して元気もなくなります。嘔吐や水をたくさん飲んで排尿量が増える多飲多尿がみられ、症状が進むとカルシウム量が減少して骨が弱くなり、骨折や筋肉萎縮で震えが出る場合や、尿結石などの症状が現れます。上皮小体機能低下症によって引き起こされる症状は様々で、神経系に強い異常が出ると、落ち着きがなくなったり後肢麻痺などが引き起こされます。この病気の反対でホルモンが増加する上皮小体機能亢進症は、呼吸速迫、頻脈もしくは徐脈、発熱、白内障、食欲不振や嘔吐・下痢、体重減少などがみられることもあります。

【原因】上皮小体機能低下症の原因

上皮小体機能低下症の原因は、様々です。主に、先天性、外傷性、医原性の3種類に分類できます。先天性では、生まれつき上皮小体の機能が弱い犬が発症します。外傷性では、上皮小体にできた腫瘍や癌、傷などが原因の場合や、犬が怪我や事故によって副甲状腺を傷つけたことにより、上皮小体機能低下症になることがあります。医療性では、甲状腺機能亢進症の治療のために外科的に甲状腺切除術を行う際などに、上皮小体が傷つけられてしまい発症するといったことがあります。まれに免疫介在性による上皮小体炎や上皮小体萎縮がみられる場合もあります。

【治療】上皮小体機能低下症の治療

上皮小体機能低下症の治療は、血液内のカルシウム濃度を適正値にすることが求められます。そのため、治療は内科的治療で、カルシウムの補充とビタミンDの投与を行います。重症の場合、発作や麻痺が心配なので、それを抑えるために静脈内にグルコン酸カルシウムを投与します。症状が段々落ち着いていったら、食事療法に切り替え、食事からのカルシウム摂取を行います。また、長期的にカルシウムの補充とビタミンDの投与が必要な犬も多いです。

【予防】上皮小体機能低下症の予防

先天性や医療性は予防が困難ですが、外傷性の場合は、頚部の損傷に注意することで、ホルモンの低下を防ぐことが出来ます。また、散歩や運動時には、障害物に気を付けましょう。

ホルモンが減少してしまう上皮小体機能低下症とは??

『ホルモンが減少してしまう上皮小体機能低下症とは??』が気に入ったらいいね!をお願いします

キーワード・タグ:

関連記事

記事検索

ペットニュースカテゴリの一覧

キーワード・タグの一覧

閉じる