マダニによって感染するエールリヒア症ってどんな病気?

マダニによって感染するエールリヒア症ってどんな病気?

エールリヒア症とは、マダニが媒介する重要な感染性の病気のひとつです。発症すると発熱、リンパ節の腫れ、鼻血、体重減少などの症状を引き起こします。現在のところワクチンが開発されていないので、マダニ駆除を定期的に行うことが一番の予防策です。

 

【症状】エールリヒア症の症状とは?

感染すると、約8~20日間の潜伏期間を経て症状があらわれます。症状の重さは犬の状態にもよりますが、免疫力が低下している場合は重症化しやすくなります。

急性期がおよそ2~4週間続き、その間はリンパ節の腫れ、高熱と平熱をくり返す間欠熱、脾腫、肝腫大、鼻からの出血、体重の減少などの症状があらわれます。慢性期になると、網膜出血、前眼房出血、発熱などに加えて血小板機能異常が起こり、血球減少症に続発する骨髄増生の症状がみられます。

 

【原因】マダニによって菌が運ばれる

エールリヒア症は、複数のエールリヒア属リケッチア(動物や人の細胞内で増殖する細菌)によって引き起こされる病気です。急性期のリケッチア血症にかかっている犬を吸血したマダニが感染し、そのマダニが他の犬を吸血したときにマダニの唾液を介して感染が広がります。マダニが産んだ卵には菌がいないので、マダニは輸送役の役割を担っているといえます。

 

【治療】どうやって治療する?

ドキシサイクリンを3週間(場合によってはそれ以上)投与するか、テトラサイクリン系抗生物質を投与します。早期治療は非常に効果的です。症状が慢性化し骨髄抑制が起こってしまうと、抗生物質による治療が長期化することがあります。

 

【予防】マダニ予防が最善策

現在のところ、この感染症に有効なワクチンはまだ開発されていません。マダニを介して感染するので、定期的にダニ駆除薬を投与してマダニに寄生されるのを防ぐことが予防策であるといえます。散歩のあとにはブラッシングなどで、マダニがついていないかチェックする習慣をつけるのもいいでしょう。

なお、マダニを介して人にも感染するという報告もあります。犬から直接感染することはありません。

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細菌が増殖するために必要なタンパク質の合成を阻害することにより抗菌作用を示します。
通常は犬・猫の皮膚感染症、肺炎などの呼吸器疾患、耳・鼻の疾患、尿路感染症、生殖器感染症、歯周病など、さまざまな感染症の治療に使用されます。

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